きおく
残ってくれない。
すぐに忘れて、残ってくれない。
思い出す時、映像は出てくる。ただ、名前は出てきてくれない。これはどういうコトだろう。
名前というのは、音声と文字。基本となる文字と音声の、組み合わせで出来ている。
さらに名前というのは固有のも、というコトは日常的に、何度もくり返して出てきてくれるモノではない。
つまりほとんど仕舞っておくモノと、考えてイイ。よく使うモノなら、もちろん記憶に残るし、すぐに取り出せる。
ただ、あまり使わないモノは、残らないし、取り出せもしない。
映像ならば、部分的に消えたとしても、補完するコトが出来る。それで、思い出しやすく、完全には消えにくい。
名前は、文字と音声の組み合わせなので、一部でも失ってしまうと、補完が難しい。
もしも同じようなパターンの中ならば、そのパターンに沿って補完も出来る。
特殊なパターンのモノは、補完は出来ないと思ってイイ。それで、思い出せなくなってしまう。
映像の方は、復元する引き出しが多い。印象として、ナニかに似ている、ナニかに近い、で留めておける。
色カタチ、性格、パターン、それで思い出せる。
パターンに出来れば、補完はしやすい。名前は厳密すぎて、一つ間違っただけで、まるで意味が変わる。
名前が出てこないのも無理はない。パターンにしにくいので、名前は出てき難くても仕方がない。
結局何度もくりかえしで、しょっちゅう使わないと出てこなくなる。
それは当然のコトだから、何か他に忘れないイイやり方はないだろうか。
映像なら、性格や色、カタチで覚えられる。文字ならどうか?性格も色もカタチも、特徴的なモノがある訳ではない。あくまで組み合わせ。
何の法則も、パターンも無い、文字や音声の組み合わせを、どうしたら忘れずにいられるだろう。
忘れてしまうのは、重要でないと判断するから。とすると、重要だと考える必要がある。
需要の中に入れば、とりあえず忘れないようには出来る。とはいえそれをどうするか。
まだ答えは出ない。とりあえず、それはまた宿題というコトで、わかり次第報告するコトにしたい。