いりぐち
挫折する。
大半は挫折する。
挫折する時は、入り口。
モノゴトの半分は、入り口で決まる。それほど入り口は重要と言える。
入り口でほぼわかってしまう。入り口で、どれだけ相手のコトを考えているのか、全て表れている。
入り口の段階で、相手をないがしろにしている所は、そのような様式になっている。
逆に、相手を追い返したいのなら、入り口を酷くすればいい。入り口で、イヤにさせればいい。
入り口でイヤなら、その中は全てイヤなモノだと相手は考える。
入り口は、世界の一部でありながら、その全てを象徴するモノ。
象徴するモノを、どれだけ素晴らしいモノにするかで、世界へのとらえ方はまるで変わってくる。
入り口は一部でも、その段階では100%。その世界の100%。
一歩進むゴトに、世界を知っていくが、進んだ所までが、全て。そのヒトにとっての100%になる。
ヒトは最初から、世界を全て知っているわけではない。自分が進んだ所までしか、世界を知らない。
徐々に進んでいって、世界を少しずつ知る。入り口の段階では、まだそこが世界の全てになる。
そこで、どれだけ気分を良くさせるか、悪くさせるか。それは入り口の環境作りにかかっている。
気分を良くさせれば、積極的になるし、気分が悪くなれば、消極的になる。
そのあとのヒトの行動まで、変えてしまう。かなりあとあとまで、影響してしまう。
挫折させない為には、まずは入り口。そして、それを作り出す為の、相手を思いやる意識。入り口が素晴らしければ、それはそれだけでかなり高度と言える。