きりとる
演出できているか。
もっと演出しなければイケない。
どこでもかまわない。切り取ればいい。
切り取ったエリアを、よく分析していく。
切り取るモノは、場所でも、モノでも、ヒトでも、何でもかまわない。
あらゆるものだと、対象が多すぎるので、切り取ることによってそれを絞っていく。
切り取られたエリアにあるモノを、分析研究していく。
その分析が、価値の下地になる。そして、それを演出する。演出するコトで、タダのモノが意味を持ち、価値を持つ。
演出は、意味や価値を作る大切な手段。
もしも演出がなければ、ありきたりの、もしくはタダのモノで終わってしまう。
演出で、価値を与えていく。
とはいえ、分析していなければ、その対象の本質を無視して、上から塗りたくっただけになる。
あくまで、分析。余分なモノをそぎ落とし、足りないモノを付け加えていく作業。
この世の中には、ヒトが作り出したモノ、自然にあるモノが、無限と言っていいほど沢山転がっている。
それだけに、その一つ一つは、とても安っぽくもなってしまう。ならば、あらゆるモノが手つかずで残っているのも、当然といえる。
どんなモノでもイイ。まずは切り取るコト。そしてそれを分析して、余分をそぎ、足りないモノを足す。そして演出で、価値をつけていくコト。
今あらゆる産業が、難しい時期に入っている。ならばこそ、新たな方向性が必要になる。
新たなモノは、遠くにある場合もあるが、意外に近くで見落としているかもしれない。
身近なモノで、切り取って、分析して、演出していけば、あらたな産業に繋がっていく。
まだ、手つかず。目に映るモノ、一部を切り取って、分析して欲しい。
素人でもかまわない。手つかずなので、素人考えでも、充分面白いモノは出てくる。
切り取ったら、要素が出ないと思っても、しつこく分析を続ける。見えなかったモノは、そこに隠れている。必ず見つかる。
まだ沢山やり残している。それで、あらたな産業になる。切り取り、分析、演出。モノゴトの価値だけは、人間が勝手に作っていくモノだから。