もたぬ
あてに、していた。
あてにしていたモノが、無くなればとてももたない。
この国は、全て製造業をあてにして、成り立ってしまっている。
他の業種は、補助金やらに頼って、結局独り立ち出来ていない。
金融も、国の国債を買って、それで安定した経営をしている。国と金融機関は、もたれ合ってしまっている。
そんな国債を毎回発行できるのも、製造業がうまくいっていた時まで。
製造業まで、補助が必要になるなら、もうもたない。
今までの、製造業への依存体質、改めなくてはイケない。
公共事業に頼る建設業も、補助金に頼る農業も、国債を介して馴れ合う、国と金融機関も、まともにならなければイケない。
産業として、ナニものにも頼らない、馴れ合わない姿を見せる必要がある。
ずっと、独り立ち出来ていなかった。ずっと、甘やかされて、ひ弱にさせられていた。
ただそれでは、製造業が不調なこれからは、とても成り立たない。
産業として成り立たせ、リスタートしなければならない。
それぞれが、製造業を支えるくらいにまで、なる必要がある。
普通では出来ない。今まで通りでは、ナニも出来ない。
危機感が必須条件。変化には、どうしようもない危機感が必要になる。
誰かが何かで助けてくれるというのでは、何も変わらない。
危機感のあとの、なんとかしなければという気持ち。なんとかしなければが、とても大切。
少しずつでかまわない。第一歩がなければ、なにも変われない。そのままでは、もたない。
危機感と、覚悟、そしてそこから出す第一歩。頼るコトは、もう考えから外していく。どうすればいいか、もう一度問いただす。
すべてはそこから。何十年もやらずに来たコト。やるべき時が来た。製造業が不調のこれから、やるべきは今。