しゃったー
来ないのも、仕方がない。
お客が来ないのも、仕方がない。
全て客任せ。お客さんの自由なので、基本的には待つしかない。
他に魅力的な店が出来れば、お客さんが流れて行くのも、仕方がない。
わざわざであっても、それだけの理由があれば行くし、近くにあっても、理由が弱ければ、行かない。
どうやら、お客を呼ぶには、理由がいるらしい。
せっかくお客さんが来ても、入り辛ければ、ためらい拒んでしまう。
敷居は、相当低くないと、せっかく来た客を失ってしまう。
誰でも受け入れ、それを喜ぶもてなしのココロがないと、お客さんをためらわせてしまう。
ただ、それがあったとしても、お客さんは他に流れてしまう。シャッター通りになってしまう。
どうすれば、いいのだろう。
お客さんが来る、理由が要る。わざわざでも来る、理由が欲しい。
おそらくありきたりでは、来ない。特別でを並べないと、来てはくれない。
全てが、個として他との違いを示し、さらにそれが上質でなければイケない。
簡単にいえば、ひとつひとつを素晴らしいモノにするというコト。
これは、厳しくなければ、成り立たない。お客さんが選ぶのではなく、まず専門家である、店の者が選ぶ。
もしくは、厳しさを持って自分の所で作り上げる。他とは違うモノを。
もしそれが出来ないのであれば、シャッター通りになっても、仕方がないといえる。
たくさんの、それぞれ違う上質なモノを、種類豊富に並べまくる。そうすれば、お客さんは来てくれるハズ。
いい加減になった時点で終わる。ルーズは一番危険な行為。
商品全てを、活かす。商品全てを、輝かせる。商品の声を聴き、彼ら達を一番魅力的に魅せるように、演出する。
それを怠れば、商品はただスペースを取るだけの、邪魔な存在でしか無くなる。
商品はおそらく、もっと個として存在していい。そして、もっと魅力的にお客さんの前に、現れてもイイ。
品数が多い、低価格の大型店に負けない為には、商品の魅力な見せ方と、選び抜いたこだわりで、立ち向かうしかない。
個が特別で、とても魅力的に見え、それが選び抜かれたモノならば、大型店の品数も関係ない。
純粋な、商品の勝負になる。お客さんは、その商品に逢いに、わざわざ来てくれる。
そこに店が大きいも小さいも関係ない。
中国の台頭で、日本の製造業は苦戦している。それも同じく、個としてこだわりを持って、商品を造ればいい。
お客さんは、商品に逢いに来る。
お客さんが、逢いたいと思う商品を用意する。それが製品を造り出す、または店に並べる者達の努め。