えすかれーしょん

ぷれぜんと

ぷれぜんと

嬉しくないモノがある。

もらっても、嬉しくないモノもある。

プレゼントとは、どうあるべきなのだろう。

記念日や、行事に、またそれとは関係なくても、モノをもらうコトはある。

ヒトがヒトにプレゼントするとは、どういうコトを意味するのだろう。

あげる側と、もらう側。それぞれにその思いは、違っている。

もらう側は、期待している場合と、期待していない場合がある。

さらに欲しいモノを、お願いする場合と、それが決まっていない場合がある。

欲しいモノが決まっている場合は、その欲求に基づくモノで、欲求を満たすコトになる。

決まっていない場合は、そのプレゼントの中身により、喜んだりガッカリしたりする。

あげる側は、基本的には相手に喜んで欲しいと思う。

そしてそれが自分にとって、代償を沢山払っているほど、より大きな喜びのリアクションを、期待する。

どうやら、プレゼントをわたす側も、期待している。

プレゼントするモノを介して、もらう側もあげる側も、実は期待をしている。

あげる側は、出来ればいつまでも、そのプレゼントを大切にして欲しいと願う。

もしも、そのプレゼントしたモノを、すぐ捨てられてしまったとしたら、自分を否定された思いがしてしまう。

プレゼントは、そのヒトがモノにカタチを変えて、相手に渡されるモノなのかもしれない。

それで、プレゼントはとても大切にして欲しいと、思う。

もらう側は、たいがいもらった時点で終わる。すぐに、ただのモノでしかなくなる。

ヒドイ場合などは、また欲しくなる。次を欲する。

虚栄心で、モノを欲しがるヒトは、他のヒトよりもイイモノ。より新しいモノと、次から次へと際限がない。

いくらプレゼントをあげたとしても、満足などしない。あげる側の気持ちも、まるで考えない。

ただ、ほんの少し、敵意はないというコトだけ、渡すコトは出来る。

モノをもらって、敵だとは思わない。

もらう側に渡せるのは、敵ではないというほんの少しの、認識だけ。

プレゼントというのは、難しい。

あげる側ともらう側の、思いが違いすぎる。

無難なのは、相手が欲しがるモノか、すぐに消えて無くなるモノ。

相手が欲しいかもわからない、残るモノは、どちらにとっても期待を裏切る可能性がある。

プレゼントは、すぐ消えてしまう喰いモン、それに限る。出来る限り美味いモン、それを探す。

無理して高価なモノを買って、プレゼントなどしても、期待は裏切られる。

あくまで可能性。ただ、あげる側ともらう側に差があるのが、現実。結局プレゼントは、期待をし過ぎないようにを、心得たい。

-えすかれーしょん