ばいばい
いろんなモノが、売り買いされる。
いろんなモノが売り買いされ、所有される。
とても所有したがる。そして、とても支配したがるのが、ニンゲン。
過去において、国も所有され、そこに住むヒトも所有された。
所有されたモノは、好き勝手に扱われ、虐げられた。
損得、優位劣位、それはチカラによって決まる。
そのルールの中にいるヒトは、チカラを欲しがる。そして、チカラある人が、所有をくり返していく。
売国奴というコトバを、使いたがるヒトがいる。
彼らは、国を売り買いする、ルールの中に生きている。国を所有する、ヒトも所有されるルールの中で、生きている。
そういう時代も、あったのでそれは仕方がないコトとも思う。
人の脳は、理解した時、所有するのと同じ感覚を持つ。理解した途端、自分のモノと思い込んでしまう。なので頭の中では、好き勝手にしだす。
その脳の中での思い込みを、現実社会でもしようとする、それが支配。
チカラを持つモノは、脳の中と同じように、支配し所有したがってしまう。
まずは、その気持ちが誰しもあるというコトを、認識したい。隠すコトではない。
でも頭の中では、他のモノに自分の方が、支配されるなどと、考えるコトはあり得ない。
頭の中では、自分は絶対者であり、支配する存在。支配され、所有されるなどは考えられない。
でも、所有支配のルールの中では、自分の方が支配されるコトは、現実的に日常的に起こってしまう。
脳に、その現実を認識させなければイケない。他の脳達も、自分と同じように、自分勝手にあらゆるモノを支配しようとしているコトを。
その他の脳が、全世界で60億もあるというコトを。60億存在する現実。どこにでも、と言い換えてもいいかもしれない。とすれば、それはタダのニンゲンの仕様。
みんな持っている、くだらない仕様。脳は支配し所有したがる、仕様に出来上がっている。
どこにでもある考え。なのに、自分の方が支配、所有されようとしている現実には、まるで気づかない滑稽さもある。
放棄する。
支配するコトを。所有するコトを。放棄する。それでそのルールから抜ける。
理解しきったら、お返しする。所有しない。支配しない。頭の中で、お返ししたい。
持ち物は、等身大の自分だけ。それだけで充分。生きていける。他に求めない。この貧弱な自分だけで、生きていく。
所有支配する必要など無い。自分以外すべてをお返しする。まずはそこから。脳にそれをさせるコトから。