えすかれーしょん

とりあう

とりあう

奪われてはイケない、モノがある。

お互いに奪われてはイケないモノなら、取り合いになる。

上手いコトやって、ともかく奪いたいモノがそこにある。

官僚にとって、絶対に奪いたいモノ、奪われてはイケないモノがある。

それは人事。人事を握られてしまうと、自分たちの積み上げてきたモノ、今までのモノが崩壊してしまう。

官僚にとって、これだけは絶対に奪われてはイケない。なので、死にものぐるいで奪いにいく。

それで、あっさり手に入るコトになった。呆気ないほどカンタンに、たらし込めた。

本来、予算と人事は、渡してはイケないモノ。双方が、そのポイントだけは渡すまいと、取り合いになるモノ。

のハズが、民主党政権はあっさりと渡してしまった。

人事を官僚に渡せば、官僚は働かなくなる。職を失う危機感が無くなり、安泰。さらに予算も、主導権は握っている。

民主党は、渡してはイケない予算と、人事を渡してしまった。

民主党は意識は高い。私は意識が高ければ、良い政治が出来ると思っていた。ザンネンだが、それはマチガイと気づかされた。

やはり、高い意識と能力のふたつがなければできない。民主党のこれからは、想像がつく。

一番近いのは、青島都政。青島幸夫さんも意識は高かった。でも、役人に食われてしまった。その後は、ご存じの通り。

現政権は、現在進行形に囚われすぎた。やはりゼロからやるというのは、外せないポイントだった。

ゼロからであれば、官僚は要らない。今までを引きずるから、官僚が必要になる。それで予算と、人事を自らで渡す結果になった。

安泰になった官僚は、まともに協力しない。そのうち自分らの好き勝手をする。民主党は追い詰められ、官僚のような答弁をし出すかもしれない。

青島都政の末期のような、あのカタチに。やはりゼロから。すべてこの一点につきる。ココがズレた段階で、こうなることは決まっていたのかもしれない。

この先は、さらに暗い。せっかく政権が変わったのに。もったいない。

やはり譲れないポイントがある。全員のクビを切る人事、予算をゼロにするコト。そこから始めないと、結局何もできない。それが奪わなければイケない、重要なポイント。

-えすかれーしょん