ぬく
分かり易くする為には、抜くしかない。
みんなが使うモノなら、分かり易くないとイケない。それで抜かれた。
分かり易くする為、常識から専門性は抜かれる。
常識はみんなが共有する、知識。ルール。
共有するコトで、合理的で、処理速度が上がる。そして、ルールの共有により、より潤滑にニンゲン関係が構成されるようになる。
ただ、みんなが共有するモノ。あまり専門的なモノになると、みんなが共有するのは困難になる。
それで、常識からは専門性は抜かれる。当然、ヒトが理解出来ないコトも抜かれて、それには非常識の名前がつけられる。
常識はとても小さい世界。常識は万能ではない。
みんな常識の範囲で、なんとかしようとする。なんとか出来ると思っている。
でも、実際は専門性も抜かれ、理解できないモノも抜かれた、とても小さなフィールド。
常識は万能ではない。常識はあくまで汎用。
真実を知るには、常識だけでは心許ない。
みんなで共有する為に、かなりのモノが抜かれている。その残りが常識。万能のワケがない。
そこに常識がある。でもその中に答えがある確率は、極めて少ない。抜かれた世界、それが常識。それほど、重宝するモノでもない。それが常識。