ちつじょ
本当はみんな、好き勝手やりたい。
やりたくはないが、妥協をして従う。それが秩序。
いろんなやり方がある。納得ずく、力ずく、ただみんな本当はやりたくない。
あくまで妥協点。
妥協が秩序。チカラで仕方なしや、順番というルールのガマン。いろんなカタチがある。
みんなで守らされているのが秩序なので、やぶるモノがいれば、みんなで叩く。
とてもおかしな秩序でも、いや、おかしな秩序ほど、とてもイヤな思いで守っているので、それを守らないニンゲンを許すわけにはいかない。
もちろんおかしな秩序では、不満がつもる。その不満は、ふつう力ずくで抑えられていく。
秩序というのは、無理強いのコトをいう。みんなに強いるルール。
その目的は、大小ひっくるめて、あらゆる人同士の衝突を、押さえるコト。
人同士は放っておけば、とても衝突する。それを秩序で、押さえ込んでいる。
さらに権力者になれば、自分に向けられる衝突も、押さえ込む。身の安全の為に。
社会のワクを作り、味方として秩序を守らされる。それで確かに、衝突はとても少なくなる。
それでも、納得できないモノは、不満がくすぶっていく。不満が増大すれば、それはチカラとなる。
あとはパワーゲーム。チカラとチカラのぶつかり合い。勝ったモノが、また新たな秩序を作る。
それの出来が悪ければ、また不満がくすぶる。モンダイは質。秩序は質にかかっている。
質が低ければ、不満がたまり、パワーゲームになる。秩序を見る時は、質を見たい。
みんなが強いられるモノが秩序だけに、不満がたまらない質になっているか、それを確認したい。
パワーゲームをしても、結局は新たな秩序ができるだけ。重視するのは秩序の質。質には、こだわりたい。