しっと
全ては、イメージの中に。
頭の中の、確固たるイメージ。
それはとても安定し、自分の中で成立している。
それが、現実において崩される。思っているモノと、相違点が出てくる。
それが恋愛であれば、嫉妬になる。全ては自分の頭の中のモノ。
頭の中は、自分が絶対的で、それ以上の存在はいない。それが現実にコワされていく。
頭の中は、最初はとても小さい世界。それがコワされるゴトに、広がっていく。
広がりながら、いろんな可能性を、受け入れられるようになっていく。
それでも、順調に進んでいるほど、それが崩された時は、大いに嫉妬する。
嫉妬は自分の思いと、現実とのあいだに起きる、事故。
同じ理由で、恋愛でなくても嫉妬は起こる。
自分の世界と、現実世界での相違点。それが事故となり、嫉妬となる。
まだ慣れていない時は、とてもショックを受け、モロに怪我をする。
それがジョジョに慣れてきて、怪我も浅くなる。と同時に、怪我をおそれて、ネガティブなイメージばかりで自分を守ろうともする。
悪いイメージなら、それ以上落ちるコトはない。ショックも受けない。それでネガティブばかりになる。
ネガティブで守らないとしても、形式で縛って、相手の行動を制限しようともする。
ある程度、相手の行動が決まれば、思いとのギャップも生まれにくくなる。
嫉妬は、事故で怪我をする。ココロの怪我は、治りにくい。それで、形式で縛ったり、ネガティブになったり。
ヒトは、とても傷つきやすい。なので、自分の世界と、現実とで、事故にならないように工夫している。
でも分かっていても、やっぱり事故る。とても嫉妬する。自分の頭の中と、現実とのあいだで。