よろい
言葉のヨロイに、負けてはイケない。
言葉は身を守るヨロイであって、その奥のココロとは違うカタチになっている。
ヨロイの段階で、負けてはイケない。
その先のココロまで、届くように、意識する。
皆、ヨロイで身を守っている。
ヨロイは、攻撃的であり、きらびやかであり、まがまがしく、とても巨大なしろもの。それで身を守っている。
それでナイーブで、貧弱なココロを守っている。
ヨロイに振れれば、怪我をする。でも、そこで負けてはイケない。
キツい言葉も出てくる。でも、そこであきらめてはイケない。
あくまでココロは、ナイーブで貧弱。ナイーブで貧弱なほど、まがまがしいヨロイで、身を守ろうとする。
何を言っても、届かないように思えるかもしれない。ただ、何を言っても、届いている。
必ず、ココロに届いている。なのでキツい言葉に対しても、その奥のナイーブなココロに、語りかけていく。
反応が無くても、さらに続ける。ヨロイは、ナニも効果を示さない。全ての言葉は、届いている。
憎まれ口は、貧弱なナイーブなココロを隠すヨロイ。そこは受け流したい。
その先の、ココロに。辛抱強く語りかける。思いやりは試される。その先の心に届くか、その手前で挫折するか。いつも試されている。