さいしゅうてき
最終的に、どちらに行くか。
最終的に殺すか、生かすか。
殺すか生かすかの二通りだとすると、どちらを取るか。全てのヒトを、生かすか殺すか。
もちろん全てのヒトを、生かすしかない。ただそれは難しい。
たとえば極悪人を、どう生かすか。身勝手なニンゲンをどう生かすか。それだけで、行き詰まる。
全てのニンゲンを生かす。そう決めたなら、許すしかない。
あらゆる悪行も、偽りも、全て許すしか道はない。ただ、身勝手な行動は、破壊を生む。
あまりに許しすぎれば、自分以外のモノを、破壊し出す。
これでは、全てを生かすコトにはならない。破滅の道に進んでしまう。
全てを許しながらも、悪行を引っこ抜いて、公衆の面前にさらし、本人にも確認させる。
意外に悪行はありきたり。そしてその根元にあるのは、感情。感情のままに動けば、悪行になりやすい。
引っこ抜いて、冷静に見られるようにする。逃げられないように、公衆の面前にさらす。
悪行は感情的なので、冷静にして確認させる。そしてありきたりなので、許す。
悪行を放って置いてはイケない。引っこ抜いてさらけ出し、冷静にさせることで感情から引き離す。
それが出来れば、あとはダレの心の中にもあるコトと、共有して許し合う。
それで、とざされた個は、また繋がりを取り戻せる。
感情に対して、感情で振る舞えば、殺し合いになるだけ。許し合いと、罪の共有で、全てを生かせる。
結局みんな罪人。恥ずかしがる必要はない。あとは許し合っちゃえばいい。それだけのコト、そう思う。