しすてむ
大所帯になるほど、シッカリとしたシステムが必要になる。
昨日の衆議院選挙で、民主党がたくさんの議席に着くコトになった。
大所帯になったのはイイのだが、数少ないポストに、大人数が居るコトになる。
これは、多くのニンゲンが、溢れるコトを意味する。
溢れたニンゲンはどうなるのだろう。
自民党では、ピラミッド式の派閥が出来た。そのピラミッドの中で、当選回数を重ねて、登っていく。
つまりガマン。自民党では、溢れた人間はガマンして、順番を待つという秩序になる。
では民主党はどうなるのだろうか?もしもガマン、順番というコトになれれば、とてもくすむ。
せっかくの一人ひとりの能力がくすみ、途端に光を失う。
ガマンや順番では、党内での不満は増す。コレをどうするか?チカラで封じるのか?
チカラで封じれば、亀裂が出来る。それを埋めようとすれば、なあなあの馴れ合いになる。
馴れ合いになれば、政策も能力も引っ込む。馴れ合いが上手い人間が、チカラを持つ。いつの間にか国民のコトなど、見向きもしなくなっていく。
そうならない為には、この溢れるニンゲンの能力をどうするか。この最初の一手が、とても重要になる。
どうすれば、溢れるニンゲンの能力を活かせるのか。そのシステムを、作る必要がある。
もしも普通に人事だけして、多くのニンゲンを溢れされるようでは、馴れ合いになり、いつの間にか国民に見向きもしないヒトが、チカラを持つようになる。
コレでは従来の、自民党型と変わらない。
溢れるニンゲンの能力を活かすには、全てのヒトに活躍できる場をつくるコト。
幸いにも、国の抱える問題はたくさんある。それを並べて場とすればいい。
モンダイを書き出して、それの担当についてもらう。一人いくつでも、担当につける。
モンダイの原因は、ひとつとは限らない。原因を並べ、解決の方法論を並べる。
ダレであろうと、一線上に並べていく。上も下もなく、並べる。
モンダイを分析し、原因を出し、その解決法を出していく。それを並べて、みんなが見えるようにする。
出された原因や、解決法は、出した本人しか引っ込められない。他のヒトが、引っ込められないようにする。
党内であっても、馴れ合いではなく、それぞれの信じた答えを出して、主張する。
それで、溢れたヒトの能力を、全て活かせるようになる。国民のコトを考えるヒトが、そのチカラの全てを出せる。
大所帯になれば、その有り余るチカラを活かせるシステムが必要になる。
今まで通りでは、たちまち馴れ合いになり、国民ないがしろが始まる。
まず初手。そこで従来通り人事決めだけでは、ヒトを溢れさせる。それは同時に、民主党の衰退の始まりを意味する。
国民はまた、途方に暮れる。国民の能力に比べ、政治が未熟すぎる。現実として、そうならないコトを、祈りたい。
初手は重要。それでだいたい判る。今まで通りか、キチッとしたシステムを作れるか。さて、どうなる。