にぎる
従来は、とても従属的。
従属していれば、おこぼれがもらえる。それで従属的なまま。
従属をやめようと反発しても、疎外され損をするだけ。
民主党によるマニフェスト戦略により、それが一変する。
政権公約という、政権を意識させるこの方法で、徐々に動かないモノが動き出す。
みんなどうせ変わらない、そうあきらめていた。ほんの10年前までは、そう思わざるを得なかった。
それが、変わるかもしれないと思わせたのは、マニフェストの存在が大きい。
従属的でなければならなかったのが、自分たちの手で変えられるかもしれないと、希望が出てきた。
国民がその手に、従属的ではないカタチの政治を、握るコトが出来る可能性が出てきた。
コレは大きい。戦後からの大転換期といえる。国民の手に政治を握られるのは、はじめてかもしれない。
それだけに失敗するのは、もったいない。
ザンネンながら、民主党はあまりアタマを使わない、カネでのバラマキをやろうとしている。
コレでは自民党と変わらない。結局立ちゆかなくなり、反発をうけ、それをごまかし、さらに状況は悪化する。
お金など使わない、中身の分析が欲しい。今日本に必要なのは、プロデューサーと、サポート。さらにはバラバラになっている素晴らしい者同士を、繋げるコト。
それが圧倒的に足りない。その場その場でお金をバラ巻くのではなく、未来に繋がるカタチを用意したい。
大多数のヒトにハッキリと分かり易くするために、数字を用いたバラマキをするのは仕方がない。
ただ、賢明な国民はそれでは満足できなくなっている。おカネ頼みではない、中身のあるモノを求めている。
分かり易い、バラマキの段階のヒトもいる。その先の中身を求めるヒトもいる。それでは、確かにマニフェストを作るのは難しい。
ただ、バラマキでは破綻する。もしくは期待を裏切るコトになるのは、目に見えている。
せっかく国民の手に握られるからこそ、大事にしたい。破綻をして、前の状態に逆戻りだけは、勘弁して欲しい。
民主党が政権を取ったとしても、そこで浮かれず、中身を作る方に変わって欲しい。とても難しい。でも、それしかない。