かんぜん
完全であれば、とても幼稚。
もしも完全な人間がいたら、その行動は、とても傲慢。
幼稚で傲慢など、ダレもなりたくはない。恥ずべき自分のカタチ。
完全なヒトは、一人で成立する。一人で生きていける。
そのままでいい。ナニも努力もしなくてもイイ。成長も必要ない。
それで、幼稚なまま。その振る舞いは、とても幼稚で配慮に欠ける。
生まれたまま、成長もないので、その振る舞いは傲慢にしかならない。
不完全だからこそ、そのままではイケない。努力しなければイケない。一人では生きられない。
それで、たくさん配慮ができるようになる。不完全というのは、それほど悪くはない。
完全というモノは、思うほど良いモノでは無いと言える。
完全なモノは、揺れなさすぎる。迷わなさすぎる。
それで協力も、配慮も、頼ることも、自己改善も、欠けてしまう。
完全は、交わりのない、変化のない、成長のない、そのままのカタチ。
不完全でイイ。それで、協力、自己嫌悪からの自己改善、成長につながる。不完全は、完全よりとても優れていると言える。