かべ
世の中に、壁はない。
壁は、自分の中にある。
壁を壊したと思っても、まだある。
何重にも、壁は存在している。
深いほどに、自分の本質に直結している。
とてもイヤらしいモノと、直結している。
自分を守るために、ガチガチに築かれた壁。
全てを拒絶する壁。その壁を一つ一つ壊していく。
身を守りながら、不必要な壁を壊す。リスクを伴いながら、受け入れる存在になっていく。
拒絶する壁は、時として自分の存在も拒絶してしまう。
壁を壊して受け入れる存在になれれば、どんなカタチの自分も、受け入れてくれる。
壁を壊すというコトは、他人にとっても、自分にとっても生きやすくしてくれる。
本質的な壁に、さほど個人差はない。だれしも、同じような壁があり、それによって行動は支配されている。
生きやすくするためなので、みんなで共同で壁を壊す方向もある。
みんなそれぞれに、不必要な自分の中の壁を壊していく。そんな展開があっても良い。
壁は自分の中に、何重にも存在する。壊すほどに生きやすくなる。
ただ、壊したと思っても、実は壊れていない。壊すのは非常に恐ろしく、難しい。それでも壊していく。生きやすくなるために。