きおく
能力は一定であると、思ってしまう。
記憶するチカラも、一定で安定していると思ってしまう。
それでも、記憶するチカラはウソのように落ちていく。
覚えていたハズのコトが、明らかに剥がれ落ちている。このとき出てくるのが、ハズ。
自分が出来ると思っているコト、実際にできるコト、その間に差が生じた時に出てくる、ハズ。
このハズが老化、老化までいかずとも、衰えを表しているように思う。
能力はたえず一定、その思い込み。いつの間にか衰え、落ちていく、現実。
自分の能力ほど、信用出来ないモノはない。
ちょっと信用しすぎなのかもしれない。それで、ハズがたくさん出てきてしまう。
自分を疑うのは恐怖だが、疑って対策を打つしか手はない。
自分は信用出来ない。ただ、それならばそれなりに生きればいい。
いくらでも手はある。もともと能力を当たり前と、思い込んでいることが間違い。
能力など足りなくても、それなりに工夫していけば、生きていける。
自分の能力は、信用出来ない。それを知って、それなりで生きていく。それで衰えも、ようこそに変わっていく。