ひょう
表にすれば、全体をつかめる。
表は、その世界を表し、封じ込めるコトが出来る。
わかりづらい物事を、表に封じ込めて、全体を掴みやすいようにする。
たとえばヒトの成長。
もちろん、分かり易い肉体の成長ではなく、考え方、モノの見方の成長。
ヒトは段階的に、成長していく。
ヒトのモノの見方の成長を、表にしていく。
まず最初が、自分のコトしか考えない段階。
もちろんこの段階で、死んでいくヒトも多い。モノの見方は、年齢では決まらない。年齢は関係ない。
次に、他人のコトでも自分のコトのように、思えるようになる段階。
この段階は、徐々にそのタイプを増やし、最終的には、全てのヒトに対して、自分のコトのように思えるようになっていく。
自分のコトのようには、とても難しい。だいたいは他人ゴト。他人ゴトなら、ほったらかせる。通り過ぎるコトが出来てしまう。
その次が、自分のコトしか考えないヒトを、許せる段階。自分の中にある、その考えも許せる状態になる。
許せれば、軽蔑しない。酌んであげられる。待ってあげられる。
さらに許せるようになれば、どういうやり方をすればいいのかまで、わかるようになっていく。
いろんな段階のヒトの気持ちがわかるので、どうして欲しいのか、そしてその先にある答えも見えてくる。
自分のコトだけ、そして自分のコトのように、さらに許し。その段階があるというのを表にする。
表にして、自分がどの段階にあるか、イメージしてもらう。
最初は出来なくても良い。ただ、全体像がつかめれば、変わらざるを得ない。
表の中に封じ込めて、どの段階か確認出来るようにする。そうすれば、ヒトは成長しやすくなる。そしてその次の段階も、見えるようになる。