えすかれーしょん

ころす

ころす

なぜヒトを、殺してはイケないのか。

生きている人の命を奪うコトが、殺すという行為。

おそらく殺すコトで、優位性を確認したいのだと思うが、それを感じられるのはその最中だけ。

つまり生きている間だけ、死んでしまえばただの死体。死体好きであれば別だが、ヒトは生きていなければ、やっかいで大きなお荷物。そして殺した事実も、重くのしかかる。

もし死体好きなら、殺さずに送り人になればいい。

どちらにしろ、生かしておいた方が、よりいっそう苦しみを味あわせられるのは、事実。

だれも、他のヒトの方がラクに見えるし、幸せに見える。それで殺したりする。

ただ、知るほどに生きていれば、とても苦しい。それは誰にでも、言えるコト。

それに、実は他のヒトの人生は、つまらない。自分の人生こそ、最高に面白いように出来ている。

気づかないだけで、自分の人生を、自分が一番求めている。実は自分が、この生き方を、選んでいる。

みんなスタートも、ゴールも違うが、自分の人生の中にだけ、本当のゴールがいくつも隠れてる。

ヒトを殺すのは、よそ見をして、誰かのゴールを横取りしているだけ。ただ、得ても、それは自分が本当には求めていない代物。

つまりは、スカ。ヒトを殺して、答えを得ようとしても、その中身はスカ。そんなモノ、求めていない。

生きているコトは苦しい。横取りの答えではなく、自身のゴールは、自分が壊れた時、それを補う行為の中にある。

不安定で、苦しくて、耐えられずに、壊れる。その壊れた中から、掴むのがゴール。

実は思っている自分など、壊れても良い。理想とする自分に、何も得るモノはない。壊してかまわない。なので壊すのは、自分。他人ではない。

絶望こそ、ゴール間近。すぐ本当に求めるゴールがある。どうしようもなくなって、その後くる展開に、答えが隠されている。

うそゴールに惑わされて、ヒトを殺したり、自分を殺したり。実にもったいない。ほんの先に、目指すモノがあるのに。

他人の人生ほどつまらないモノはない。自分の人生の中に、一番求めている、ゴールが隠されている。

それはナニか。絶望したら、見渡して欲しい。その許しがたい道こそ、一番求めているゴール。

他人を、自分を、殺しても求めるもるモノは、手に出来ない。欲しいモノは惨めでかっこ悪い、絶望のそのほんの先に隠れてる。

-えすかれーしょん