わらい
ヒトは笑いをとても求める。
笑いは、予定調和からの転換。
世の中は、予定調和で動きがち。その退屈さからの、だっきゃく。
安定した、流れからの分岐。段取り通り動く、わかりきった道の破壊にある。
予定調和や、段取り通りは、責任が伴い、とても重くのしかかる。
笑いはそれを破壊し、のしかかる重圧から、解放してくれる。
みんな生活するゴトに、何らかの重圧に、苦しんでいる。そこから逃れたいと思っている。
ヒトはすぐ、効率化、簡略化しようとして、なんでも当たり前にしようとする。
当たり前は、ヒトや自分に行動を強制させる。それが進むたび、世の中はとても生きづらくなる。
当たり前のハードルはどんどん上がっていき、人びとを苦しめる。
その当たり前から救ってくれるのが、笑い。笑いは、当たり前にしようとする流れから、転換してくれる。
ヒトのする効率化、簡略化は、実はとてもコワい行為。人びとを苦しめる。そこから救ってくれるひとつが、笑いという行為。それでヒトは救われる。
押しつけられる、当たり前というたくさんの緊張を、一瞬で弛めてくれる。