てれび
テレビが無くても、日々は過ぎていく。
かなりの部分の情報を失うが、テレビを見なくても意外に日々の暮らしには、影響はない。
テレビは、いろんなトコロから集めて、ご自慢の味付けで、情報を振る舞ってくれる。
それに合わせるように、生活はこなされていくが、その情報はあくまで広い世界のモノと言える。
あくまで広い世界で、身近な触れることの出来る世界とは、少しばかり異なる。
おそらく少し前までは、触れることの出来る、身近な世界だけだったハズ。
その中で、みんなその身近な情報だけで、生活していたに違いない。
身近な情報だけならば、もう少しゆっくり時は進むように思う。
テレビの情報はナゼか気ぜわしく、慌てさせる。時間も早く進み、日常生活もそれに合わせて、詰め込むように変えられていく。
おそらくテレビは戦い、そして激しい競争の竜巻のような渦。気づかないうちに、それに巻き込まれている。
CMにしても、15秒や30秒の間に、多額のお金がかけられている。まるで血が流れない、戦争のようなモノ。
番組も、毎分の視聴率が出て、細かく分析される。その激しさの渦の中で、テレビは日夜、放送されている。
知らず知らずのうちに、そのテレビのテンポを、自分のテンポにしてしまう。
もしかすると、テレビは激しすぎる存在。気づきにくいが、テレビは猛スピードの乗り物。
実は超特急の構造を持っていて、それでは気ぜわしくもなる。
今まではわたし自身、テレビのテンポが普通と思っていた。ただ、テレビを消した時の、静けさ。
パソコンを閉じた時の、安堵感。最近それを、感じるようになってきている。
テレビは利用するモノで、振り回されるモノとはチガウ。あの激しいテレビの競争の渦。
10分だけでもイイから、そこから離れて、ホっとする時間を持っていたい。巻き込まれて、気ぜわしくなるコトから、抜けられる。