もがれる
得意なモノ程、あんがいよく、もがれていく。
おそらくそれで、そのモノの大切さを、再認識させられる。
さらに、それに頼らないように、自分は追い込まれていく。
もがれて、第二の人生は、動き出す。しがみつきたくても、もがれて役に立たない。
始まるのは、まったく手探りの自分の人生。
それまでは誰かがつくった、誰かと同じ人生。ダレかの中の人生。
でも、もがれたあと始まるのは、どんなゴールがあるかもわからない、自分だけの人生。
いずれ来る、ダレも答えを教えてくれない段階。与えられたモノ、用意されたモノと異なる、つかみ取るモノ。
得意なモノを、もがれたたら、つかみ取る段階が始まった証拠。自分だけの道が始まった、あかし。