のひんじゃく
小さくても、実があるものが欲しい。
とても大きな、実のないシステム。それがハビコリすぎてしまった。
ジェンガのように足場を抜いて、上に重ねていく。いつの間にやら、貧弱な土台の上に、経済は置かれてしまっていた。
根の張らぬ、実のならない大きなもうけ話で、世界はそそのかされた。
その貧弱な足場で、巨大な経済は支えられていた。少しのキッカケで、うまくいかなくなるのも当然。
巨大なモノはいらない。実のあるモノ、根の張ったモノが欲しい。
少しずつでもイイから、その小さな物の数を増やしたい。
実があり、根を張ったモノが、何より強い。その安定した地盤から、強い経済は産まれる。
大きくなくてもイイ。小さくてかまわない。強くかがやく、ひしゃげない素晴らしいモノ、それがあれば経済は心配するコトなど、ナニも無くなる。