すとっくさ
ホンの薄皮一枚ほど、ストックされ深みになっていく。
まるで垂れ流しのように、日常のあらゆるコトをこなしているだけ。それでいい。それでもナニかがストックされている。
なぁんにもないようで、まるで手応えがなくても、無意識にチクセキされている。
マヌケな事も、恥ずかしすぎる失敗さえも、薄皮一枚重ねられていく。
おそらく昨日より今日の方が、ヒトとしての深みが増している。一年前よりは、なおさら深くなっている。
迷ってもがいて、ダレもが違って、それでいてみんな同じようにそれぞれに苦労して、生きている。
生きてる以上、ナニも無いなんてありえない。価値のない人生も、あったら見せて欲しい。
まったくもって薄皮一枚。それでも振り返って分かる、今日までの意味。そして気づく、明日からのすすむべき路。