えすかれーしょん

のなみ

のなみ

差がありすぎれば、爪をはぐような努力をしても、理解にまでとどかない。

それがヒトの、とりつくろうコトのできない限界。

どう転んでも自分が中心。その基準点からでしか、物事を観るコトができないし、理解もそこに縛られる。

逃れようとしても、抜け出せない限界。

意識が高くても、気持ちがあっても、とうてい分かり得ない。

いろんな境遇を確保したい。浮かれるコトも落ち込むコトも、たまらなく欲しい。

境遇の波にのまれて、自分は右へ左へ流される。

それは自分の基準点も、動くコトになる。差が縮まり、分かり得なかったアレもコレもが、理解できるようになる。

さまざまな境遇の波は、次から次におそってくるかもしれない。でもきっとそれは、またとないチャンス。

いくつも基準を持つ為の、大切なアクシデント。それできっと、ヒトになれる。

ヒトとして、生きていける。ナニも分かってなかったと、気づける。それは代えがたい財産。

-えすかれーしょん