はすなあらし
みんなが追い求める、漠然とした幸せがこわれて、気づかされる幸せもある。
みんなが求める、見せびらかせたいような幸せを、全て集めて見える景色より、シックリ芯を揺さぶるかもしれない。
最初はみんなと同じモノを、求めてしまう。それを比べあって、落ち込んだりも浮かれたりもして、それが日常ににじみ出す。
漠然とした幸せは、誰かが描いている。それにどうしてもあこがれ、欲してしまう。
そんな幸せのイメージは、ダレもが手に出来るモノではない。多くが、手からすり抜け壊れてしまう。
普通なら、絶望しか残らない。全ての幸せが壊れたら、まるで真っ暗闇。
たしかに真っ暗闇であるコトに、何の弁解も出来ない。ただ、真っ暗闇の中に幸せがナイとも、言えるハズがない。
幸せも、絶望も、漠然とした思い込み。みんなが求めるか、求めないかで決まる、優柔不断な思い過ごし。
逆に思い過ごしにまぎらわされない、真っ暗闇の方が、自分なりのシックリくる幸せを見つけやすい。
とてもまぎらわされる、そんな砂嵐の中にいる。みんなが言う漠然とした幸せの、砂嵐。
絶望は砂嵐が治まった、絶好のチャンス。自分の中に問いかける、またとないグットタイミング。