一の矢二の矢
政府のザンネンな経済対策が、ウンザリするほど、排泄されてくる。
選挙を前に、まき散らしで魂を売らせたいのは分かるけれど、とても質がお粗末。
麻生氏には、そんなコトは期待をしていない。間違っててもイイから、もう少し質の高い対策を、放出しろと、いさめたい。
もともと今の景気不安は、お金のフリをしていたモノが、価値のない木の葉にもどった事による連鎖反応。
そのおびえたチキンの経済を、不時着させる為には、絶対的安定で支えればいい。
一の矢として、恐慌一歩手前に市場介入ラインをつくり、それ以上、下がりえない底を建設。
さらに二の矢は、底の上のお買い得エリアに来た所で、自分が働くまたは関係する会社の株を買う、小口の要塞作戦。
この一の矢二の矢で、経済は力強く脈打ち出す。
株がどんなに下がっても、政府の市場介入だけでは、お金が続かなすぎる。
そこで一般の小口のチカラ。小口でも数がそろえば、巨大な要塞にもなる。
しかも、いい加減なアメーバの市場よりも、ビクともしない安定感を持つ。
今のこの不安定な市場には、一番欲しい安定感、それがこの二の矢に宿っている。
まき散らしで、魂を売らせても、世界とつながった経済におよぼす効果はウスイ。
やるなら底、そして小口の要塞。それが今の政府が放つべき矢。
もうウンザリはしたくはない。対策をうたうなら、せめてかみ合うように、現状のド真ん中を射貫いてもらいたい。