良い子
いいなりになる、とても良い子がいた時代があった。
そのいいなりになる良い子が、絶対の存在とされていたなら、どうなるだろう。
絶対の存在、絶対者がいいなりになったら、何をしてみようか。
それはほんの少し前の時代、この国で起きていた事実。
絶対者をいいなりにするチカラを持てば、世の中を自由に動かせる。
自分の理想通りに、人びとを動かす事が出来る。
それは、この国が戦争をしていた不幸な時代に、死を覚悟で戦わせるため使われていた事実。
軍人達が使って、自らもおぼれていったカラクリ。
いいなりになる良い子の絶対者は、安っぽく使われている。ほぼ末端の軍人までが利用していた。
その良い子とは、天皇。
「上官の命令は、天皇陛下の命令である。」ずいぶん安っちい使われ方。でも、いいなりの天皇は、もちろん文句など言えない。
文句が言えないのが条件。それがカラクリ。
国や天皇は大きな存在。ソレに逆らえる者はいるわけがない。それを利用した、カラクリ。
どんな残虐な事も、良い子の絶対者の為だといえば、全て正しい事になった不幸な時代がある。
自由勝手な軍部の振るまいは、当時正しいとされていたコト。あとから見えれば、ただの残虐行為。
残念な事に、今でも天皇は良い子のまんま。何も変わっていない。
不幸な時代を踏まえて、間違いをくり返さないようにしなければならない。
その為には、天皇に拒否権を与える事から。良い子からの脱却から、進めていきたい。
天皇を使っての、破壊行為の放棄を、永遠に誓いたい。まだ危ないのが実状。いいなりになる良い子では、危なすぎる。