すがりたい
絶対のモノは無い。それで、とても不安になる。
その不安が、絶対のモノを作り出そうとしてしまう。
それは、国、王、神などのカタチを作り上げる。それにすがる事で、人々は安心を得る。
人々が、それを求めそれを作り出す。それで国や王や神は出来上がる。
国も王も神も、最初からそこにあるわけではない。ヒトが求め作り出すモノ。
ただ、ヒトが王や神などになっても、欲望のままに振る舞うだけ。
性欲、食欲、名誉欲をむさぼるだけ。すがりたい絶対の存在とは、かけ離れてしまう。
この失敗を、人はずぅ〜っと繰り返している。
不安から来る、人のすがりたい気持ちは、ただの欲望をむさぼる化け物を作り出す。
その失敗を繰り返しているだけ。
あなたは神を信じますか?という言葉がある。でも、あなたは神を求めますか?の方がシックリくる。
求めているのは人間。絶対的な存在をヒトは求めるモノ。
それが、政治家や官僚を、特権階級にもさせてしまう。この失敗はいつまで繰り返すのか?
すがりたい気持ち。それがダメな化け物を作り出してしまう結果に、つながっている。