見過ごされて
見過ごされて、闇に葬られる。
日々の忙しさの中で、たくさんのモノが見過ごされ、人命すら闇に葬られている。
イージス艦「あたご」と、清徳丸の事件も、闇に葬られようとしている。
当初、事故を調査していた海上保安庁は、事故以来一切事件の報告をしていない。
なぜか、当事者の防衛省が、中間報告として、事故を発表したに過ぎない。
なぜ、海上保安庁ではなく、防衛省が最初に発表(3月21日)し、それ以降どこからもこの事故について、何の報告もしないのか。
明らかな、政府ぐるみの隠蔽。おそらくは、海上保安庁の人間は、報告したいはず。
政府がそれを、力づくでねじ伏せている。そうとしか思えない。また闇に葬られた。
人命がまた闇に葬られた。残念ながら、政府はそういうモノと、思うしかない。
更にその時の防衛大臣である人間が、総裁選に出ようとしている。
見過ごされていく。とても残念。おそらくは何も学ばない。何も変わらない。
また繰り返す。大いなるうやむやの中で。
さて、だれが海上保安庁の報告を握りつぶしたか。考えれば何人かは、わかると思う。命に関わる事。考えてほしい。