自然も人工も毒
自然も人工物も、満たされれば毒。
満たされれば、そのモノの持つ意味が強くなり、毒になる。生きづらくなる。
人工物が多くなれば、全てが計算でき、計画を立てられる。そして計画に追われ、生きなければならなくなる。
自然物が多くなれば、敵に囲まれ、予期しない危険に対応しなければならない。
どちらも過ぎれば、とても生きづらい。
人工物の中では、ヒトが毒なる。ヒトのプレッシャー、欲張った予定。時間に追われ、呼吸も浅くなる一方。
自然の中では敵だらけ。自分が何かの動物のエサになる事も、充分あり得る。
手つかずと人工。自然と不自然。満たされれば毒。ヒトの毒と自然の中の敵。
混ぜられた不純さこそ、快適さのあかし。自然と人工の混ざり物。
傲慢と謙虚さの混ざり物が、安心と緩和を与えてくれる。