効力
外国を見て、日本は改める。
未熟な日本を改める為に、外国と比べ、そのやり方をマネる。
未熟な日本にしている者は、力づくでわからずや、なかなか変わらない。その未熟な日本に対し、外国のそれは、とても効力がある。
変えたいヒトにとっては、それは強力な武器だし、日本を変える為の薬でもある。
ただ、時が過ぎれば状況も変わり、その効力は失われる。
それにも関わらず、そのやり方をずっとあがめてしまう。あがめているモノが、効力を失うとは気づかないでいる。
弱いから絶対的なモノを、欲しがる。
そのときその時の、わからずやの未熟な日本を、変えてくれたやり方を、絶対のモノと思い込む。
ただマネるのではなく、中身まで知る必要がある。そして、その効力が切れるという事も。
日本人に悪気はない。ただ、効力が無いそれを、今日もあがめてる。