えごいずむの部屋
自分が一番。ヒトは自己愛に満ちている。
自己愛は自分を一番に考える。自分をとても大切にする。ではそれを、利用しよう。
自分を大切に考えるがあまり、他人を落とし、自己満足に浸る。それがエゴイズム。
コレは、えごいずむの部屋の中に、自分だけしか入っていない証拠。
生きていくうちに、たくさんの痛みを受け、自分と同じ痛みを受けている人を知る。
他人や、モノ、他の生物、同じ痛みを受けている者は、自分と重なり合って、とても大切に思う。
痛みを受けた事で、他者の中に自分を重ね、えごいずむの部屋の中に、その他者が入る。自分は裏切れない。
自己愛に満ちた、えごいずむの部屋の中に、他者が入る。それでとても大切にする。
ある時からヒトは、自己愛を否定しようとする。それは成長の表れ。ただ、そこで壁にぶつかる。
いろんなモノが、ある程度以上大切に思えなくなる。思い入れが弱くなる。つながりが弱くなる。
それを防ぐ為には、モノでも、会社でも、自分のえごいずむと絡み合わせて、その部屋に入れよう。
自分は裏切れないから、とても大切にする。つながりが強くなる。
大切にするのは、とても大変な事。みんなわざわざそんな事はしない。
だから痛みを経験して、裏切れない自分と重ね合わせる。それでめんどくさい事が出来る。大切なのは経験。
もっと経験しないと。痛みを経験しないと。まだえごいずむの部屋の中のものが、少なすぎる。
自分と重なるモノが、少なすぎる。