手つかず
あたりまえ、そう言ってそのまま受け入れている事がある。
あたりまえの名の下に、たくさんの物をそのまま受け入れている。でも、本当にそれでいいのだろうか。
見落とし、それはないのか。基本的な物、簡単な物程、実は手つかず。
簡単で基本的な物だから、みんなあたりまえと思って、それ以上掘り下げない。
でも、物事は立体的。もしかしたら、立体的な物事の一面しか、理解していないのかもしれない。
掘り下げれば、今まで見えなかった物が見え、存在しなかった世界が存在するかもしれない。
とても理解はされない。それだけあたりまえの壁は、分厚く高い。ただ、それだけに見落とし、取りこぼしもある。
あたりまえのその奥に、隠された財宝。それは決して、最先端ではない。みんなが求める最先端ではない。
誰も見向きもしない、価値なしと思われている世界。ただ、基本的な物程、奥は深い。
今まで分からなかった謎も、解決するかもしれない。解決策は、最先端の中にあるとは限らない。
解決策は、意外に身近なところに。簡単で基本的なところに。足下に。その隙間に。
最近そう思う。来年はそういう何かを、見つけて行けたら、と思う。