ニンゲンの巣
ホントに世の中には、バカが多くて、いらないニンゲンばかりだね。そんなコト、バカの側、いらないニンゲンの側にされる前は、よく思ってたね。
バカ、いらないニンゲンの側にされると、大変だ。住みづらい。生きづらいね。チカラを出せる場すら許されない。そこに来てやっと気づく。人が作り出した世界なんて、人の可能性の一部しか使えてないってね。
ニンゲンの巣。人の作り出した世の中は、ニンゲンより小さいんだ。ひとは、ニンゲンをまだよくわかってないからね。その小さいニンゲンの巣に、合わせないといけない。
その小さなニンゲンの巣が、すべてだと思っていた。全部わかってる、そんなこと思って、実は何も知らなかったね。
本当の世界はもっと広い、ニンゲンはおぞましいほど隠れた力を持つ。こんな小さなニンゲンの巣の中じゃ、溢れてみるのもわるくないね。